チェス入門

ステイルメイト


 ステイルメイトとは、駒を動かす番なのに動かせる駒がない状態をいいます。

 ステイルメイトになれば引き分けになります。
 チェスのルールではパスができないので、動かせる駒がなければゲームが終わるのです。

ステイルメイト


 ステイルメイトは「チェックメイト」と似ていますが、決定的な違いがあります。

 次の場面は、白(あなた)がチェックメイトされてしまったところです。
 次はあなたの番ですがチェックを防ぐ手がないので、動かせる駒がないことを確認してみてください。

・ 白のキングは安全な場所へ移動できない
・ チェックしている黒のクイーンと白のキングの間に、他の駒を割り込ませられない
・ チェックしている黒のクイーンを取れない


 次の場面も似たような配置で、白(あなた)は動かせる駒がありません。

 しかし、こちらは「チェック(キングを攻撃)」がされていないのです。
 このようにチェックされていないのに動かせる駒がないと、ステイルメイトで引き分けになります。


 次の場合は、似たような状況ですが白はポーンを動かせます。
 この場合はステイルメイトにはなりません。白はポーンを動かさなくてはいけません。

 白はくやしいですね。
 動かせるポーンが残っていたばっかりに、黒の次の1手でチェックメイトされてしまうのですから。


 では、チェックをしないで黒の駒を動けなくしてみましょう。
 チェックメイトして勝てる状況ですから、実際のゲームでこんなことをしたら大失敗です。

 1手でステイルメイトにしてください。
 どうしてもわからないときは「正解」ボタンを押して解答をみてください。