7−7.見合い(プロモーション篇)

 見合いはエンディングで非常に重要なテクニックです。
 次の場面では、黒が見合いの権利を得ています。

 では問題です。白のキングをなるべく前へ進めようとがんばってみて下さい。


 どうやっても、白のキングを前へ進めることができませんね。
 一歩でも下がれば、元の位置に戻ることすらできなくなってしまいます。

 このように1マスを挟んでキングが向き合う形を見合いといいます。
 そして自分の手番で、その形にすることができる方に見合いの権利があります。


 今回は、とくにプロモーション(ポーンの昇格)と見合いについて学んでいきます。

 ゲームのエンディングで、どちらか一方がポーン1つだけ残っているという状況はよくあります。
 そのポーンがプロモーションできるかどうかが、勝負の分かれ目となります。

1つだけ残ったポーン


 次の場面では、白のポーンはプロモーションすることができません。見合いの権利は黒にあります。

 白は一時的に見合いを取ることはできます。
 しかし、自分のポーンが邪魔になって見合いを保つことができません。試してみて下さい。


 この黒の動きで注目すべきところは下の図の一手です。

 黒のキングは、このとき見合いを保てませんでした。見合い地点(☆マーク)が、白のポーンの攻撃にさらされているためです。

 そのため、黒のキングは真下へ下がります。
 この位置ならば、白のポーンが壁になってくれて見合いを取られることはないですね。

相手のポーンを壁にして見合いを防ぐ


 では、今度はあなたが守る番です。
 さきほどの黒の動きを参考にして、黒のプロモーションを防いで下さい。


 下の図は、白のキングが見合いの権利を取ったところです。

 ☆マークのマスは、プロモーションに重要なポジションで、ここへ白のキングが到達すればプロモーションは確実です。
 ここから、プロモーションまでの流れを見ていきましょう。

見合いの権利を取る


 黒のキングは横へ移動して、なんとか踏ん張ります。
 もしも黒のキングが下がった場合は、白のキングは見合いを取りながら前進するだけです。

下がりたくない黒のキング


 白のキングは右側の☆マークを目指して、前に進みます。

 このように、見合いの権利があるほうは相手を前に進ませないだけでなく、自分は前に進むこともできます。

前へ進む白のキング


 黒のキングは、右の☆マークを守るしかありません。

守る黒のキング


 白はふたたび見合い!

見合いを取る


 こうなると黒は、どちらかの☆マークを明け渡すしかありません。

明け渡す黒のキング


 白のキングが☆マークに到達しました。
 これでポーンの進む道はキングによって完全に確保されました。

 あとはポーンを進めるだけです。黒は白のポーンに手を出すことはできません。

プロモーション確定


 では今の流れを実際にやってみて、プロモーションさせてください。
 (今回は正解のメッセージは出ません)


 では、練習問題です。
 決まりきった動きなので、体で覚えるつもりで何度も繰り返し解いてみてください。

 問題1 − 引き分けまで


 問題2 − チェックメイトまで


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