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フィッシャー 神童の一手
Donald Byrne Bobby Fischer
”チェス”といえばどの国が連想されるだろうか?
一般的な答えはアメリカだろうが、チェスの歴史を知るものからすればソ連だろう。
ソ連といえばチェス。チェスといえばソ連。
USSR vs. Rest of the World Tournament(ソ連vs残りの全世界)も開催されるほど
ソ連は他国を圧倒していた。
そんな時代に彗星のごとく現れたボビーフィッシャー。
彼の圧倒的なプレイ、特徴的なキャラクターは人気を博し
アメリカにチェスブームを引き起こした。


そんな彼が13歳の時に指した一局「世紀の一戦」について解説する。
棋譜はかなり有名でスコアバンクにも同様の登録が多々あるが、
何度も見返す価値のある棋譜だと考えている。

1.Nf3 Nf6 探り探りの一手。個人的に、初心者におすすめなのは1.d4 or1.e4

4...0-0 モダンな構え。

5.Bf4 e5ならキングスインディアンディフェンスと呼ばれる形になる。

6.Qb3 グリュンフェルドディフェンス・ロシアンバリエーションを思い起こさせる。

11. Bg5? 理由もなく同じ駒を二度動かすという悪手。白はBe2と展開するべき。

11...Na4!! 白番のわずかなミスを即座に咎める一手。白Qの位置がポイント。
取り返せば 12.Nxa4 Nxe4 13.Qb4 Nxg5 14 Nxg5 Bxd1などで駒損。白番は取り返すことができない。

15...Nxc3 白番はこれを取り返すと黒はRfe8などで駒得確定。

16...Rfe8+ Qが攻撃されたら逃げたくなるが、チェックする手段は確認するべき。

17...Be6!! これこそが神童の一手である。クリティカルな手を見抜き、そのためならQも捨てる。

18.Bxb6? 人間なら誰しもQをとりたくなるが、Qxc3が最善手。

20.Nxd4+ もらえるポーンはもらっとく精神。NとBの連続チェックから逃れられない。

25..Nxd1 黒番の半強制手の連続からようやく逃れたところで駒を確認。
     h1ルークは現在死んでいる状況なので2ピースダウンにも匹敵するくらいの差がある。

プロ同士ならもう投了してもおかしく無い場面がこれ以降は続くのでこれ以上は割愛させてもらう。
1. Nf3 Nf6 2. c4 g6 ... 閲覧数: 144 18年03月07日